光る君へ 第36回「待ち望まれた日」をイラストとともに振り返ってみました。
壮絶な出産シーン
中宮彰子さまの出産では、祈祷シーンや物の怪に取り憑かれ叫ぶ女房(巫女?)の壮絶なシーンが話題となりました。出産自体も36時間に及ぶ難産だったようです。
また、出産後の彰子さまの幸せで嬉しそうな表情と帝の微笑みながらも、心から喜べていないような複雑な表情が印象的でした。彰子さまが帝に喜んで欲しいから学びたい!と一生懸命な様子など、一途で健気なその思いに切なくなります。
実際、定子との皇子「敦康親王」の誕生の際の一条帝の喜びの声がいくつか記録されていますが、彰子との子、「敦成親王」の誕生の際には喜びの声は残っていないようです。
紫式部日記の再現
敦成親王(あつひらしんのう)の成語50日を祝う五十日儀(いかのぎ)での、公任の”若紫”発言や道長との和歌のやりとり、倫子さまの退席は「紫式部日記」に実際に記されています。
このあたりに若紫はおいでかな?
ここには光源氏のような殿方がいないのですから、若紫だっているはずがないではないですか。
この二人のやりとりを見て、嫉妬したのか?道長さん…藤式部を読んで和歌を詠ませましたね。
いかにいかが数えやるべき八千歳のあまり久しき君が御代をば
あしたづの齢しあらば君が代の千歳の数も数えとりてむ
即興で詠んだにしては息があった二人の和歌。大河ドラマでは倫子さまや赤染衛門の顔色が変わります。紫式部日記では、その後道長が自画自賛し調子に乗った発言をしたので倫子さまが耐えかねて席を立ったように書かれていますが、それは紫式部目線なので、実際のところはどうだったのでしょうね。
席を立った倫子さまを道長が追ったところまで日記ではしっかり記されています。当時の様子がこんなに細かく垣間見れるなんて、すごいですよね。
SNSの反応
まとめ
今回は女性陣の表情の変化が印象的でした。中宮彰子さまがご出産されて、好きな青色の着物を着られていたのも良かったです。
次回予告では赤染衛門にどういった関係か?と問い詰めらるシーンも…次回も目が離せません。