光る君へ 第35回「中宮の涙」をイラストとともに振り返ってみました。
覗いていた女房は誰?
中宮彰子さまと帝が結ばれて安堵する道長と藤式部。その2人の親しげな様子を柱の影から盗み見る女房。SNSでも怖い!と話題になりました。
倫子や明子のスパイ!?告げ口して大騒ぎになるフラグ!?
その正体は副音声によると、どうやら左衛門の内侍(菅野莉央)のようです。
左衛門の内侍は紫式部日記でも、
左衛門の内侍といふ人はべり。あやしうすずろによからず思ひけるも、え知りはべらぬ、心憂きしりう言の、多う聞こえはべりし。左衛門の内侍という人がいます。妙にわけもなくわたしのことを良くなく思っていたのを、知らないでいましたところ、嫌な陰口がたくさん聞こえてきました。
引用:Wikipedia「紫式部日記」
とあり、仲が悪かったようですね。
道長の妾妻、明子の縁で女房となったようです。
伊周と道長の関係を「大鏡」で読み解く
御嶽詣で道長の暗殺を企てる伊周、三浦翔平さんの鬼気迫る演技、怖かったですね。
大河ドラマでは弟がうまく阻止し、事なきを得ましたが実際そのようなことはあったのでしょうか。
平安時代後期の歴史物語『大鏡』に、藤原道長と伊周の様子が残されています。
実際に御嶽詣に向かった際、伊周がよからぬ企てをしていることが噂になっていたようです。それほど2人の仲は周りから見ても危ういものだったのですね。しかし、結局はそのようなことは行われず無事に御嶽詣を終えました。ただ、その後噂を払拭するために道長が伊周と話をした際に伊周の様子がかなり怪しかった、との記述があります。大河ドラマのように、暗殺を企てたのは本当だったが何かしらの邪魔が入ったというのもあながち嘘ではないのかもしれません。
弟の隆家(竜星涼)はどっちつかずな感じで何を考えてるのかわからない、裏がありそう、と思っていましたが、今回兄の企てを阻止し、過去を悔やみ詫びたいと兄を想う言葉が刺さりました。
SNSの反応
やはり、「ファイト一発」「お慕いしております」がトレンドに上がり大盛り上がりでした。
まとめ
今回なんといっても、中宮彰子さまの涙の告白と、その思いがやっと帝に届いたシーンが本当に良かったです。ど直球な告白に「え、今!?」とびっくりしましたが、そこも彰子さまらしかったですね。最後に出てきた左衛門の内侍が次回どのように噂を立てるのか、、次回予告の倫子さまのまひろを褒める言葉も裏がありそうで少し怖かったです。
次回も楽しみですね!!